第3回懸賞論文募集 2030年の物流 懸賞論文募集 結果発表

2022年5月19日受賞者と審査員の皆様にお集まり頂き、オンライン表彰式を実施しました。
表彰式では理事長の木川眞より「物流の今と未来~新しい潮流フィジカルインターネット~」の講演を行い、
受賞者5名より受賞作品の発表を行いました。
(受賞作品の内容については以下受賞作品の「要約PDF」をご覧ください。)

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受賞作品および受賞者(敬称略)

最優秀賞賞金:30万円、賞品:記念品

日本通運株式会社

福田 孝英

フリー・キャリア方式が変革するECの近未来
―持続可能な物流の実現に向けて―

受賞者コメント

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福田 孝英さん

最優秀賞にお選びいただき大変光栄です。現在の危機を乗り越えるには科学的な知見にとどまらず、歴史や古典といったいわゆる人文知に基づくアプローチも必要だと考えています。そのような思いで今回の論文を書きましたが、今後も物流に限らず社会課題に関心を持ちつつ、私が関心を持つ人文学の学びを深めて参りたいです。

優秀賞賞金:15万円、賞品:記念品

寺田企画

寺田 高久

Logistics5.0時代のアジャイル型物流開発
―LXへの挑戦―

受賞者コメント

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寺田 高久さん

この度は門外漢であるにもかかわらず、栄えある優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。この3年間、コロナ禍に負けずに暮らせたのは医療関係者と共に、物流に携わる皆様方のおかげだと感謝しております。今後、ますますご多忙になり、ますます人手不足になると懸念されますが、そのようなニューノーマルが、さらに貴業界を発展させる契機になると信じており、拙稿がその一助になれば望外の喜びです。今後、一層のご活躍とご発展を祈念いたします。

ヤマト運輸株式会社 熊谷コンテナ支店

板鼻 拓実

ロールボックスパレットを利用した定温貨物列車新設の提言
―持続可能な小ロット向け定温品物流を目指して―

受賞者コメント

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板鼻 拓実さん

この度は優秀賞を賜り大変光栄に存じます。審査に関わられた方々、現在の業務で関りがある方すべてに感謝申し上げます。本論文は鉄道貨物輸送の現場での課題や気付きなどのミクロの視点と、今後の持続可能な物流として、新たな鉄道貨物輸送の必要性というマクロの視点の双方より着想を得て、それを具体的な物流システムの形に落とし込んだものです。拙論が持続可能な物流のひとつのヒントになることができれば幸いです。

特別賞賞金:10万円、賞品:記念品

一橋大学 商学部 商学科(現在:株式会社ALBERT)

堤 夏輝

持続可能な社会を志向した在庫管理の最適化
―小売カンバンモデルの提案―

受賞者コメント

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堤 夏輝さん

この度は、私の論文を選出していただき、ありがとうございます。
本論文は小規模な小売店の在庫最適化理論を起点に、サプライチェーン全体の最適化を指向したものとなります。
本論文を通して、複数のステークホルダーが同時に最大の利潤を享受できる、持続可能な社会の実現に寄与することができれば幸いです。

サイモンフレイザー大学 社会科学部 経済学科4年

有賀 夢帆

ホワイトEC物流2030
―荷主と企業で築く優しい物流インフラ―

受賞者コメント

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有賀 夢帆さん

この度は特別賞に選出いただき、光栄です。執筆の過程で、Eコマース繁栄の裏で努力して下さる物流関係者様の働きぶりをより詳しく知る事が出来ました。この論文が、荷主・働き手の両者にとって気持ちの良い物流構築の一助になれば幸いです。

総評

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審査員長
慶應義塾大学総合政策学部 教授

國領 二郎

私たちを取り巻く社会環境は、新型コロナウィルス、気候変動と自然災害、ウクライナ問題などにより大きな影響を受けています。それらは、私たちに行動制限をもたらし、身近なところでは物価上昇などで顕在化しています。
この様な状況にあって、2030年の社会をどの様に捉え、持続可能な社会構築において「物流」が果たし得る役割はどのようなものか、この問いに応える意欲的作品を受賞作としました。
現時点では実現が難しいと思われることも、技術革新や価値観の変容など2030年に起きているであろう変化について大胆な思考を必要とします。
物流をサプライチェーンおよびデマンドチェーンで俯瞰し社会システムを転換させる新しい視点は、2030年のニューノーマルに対応した物流をテーマとした作品であり、これからの取り組みに大いに期待できるものでした。